代替燃料の原料となるとうもろこしの価格が釣り上がる事で、食料が不足してしまうなんて、本末転倒なんじゃないの?って気もするんですが。自動車が半減しても食料は半減する事は出来ないのですよ。
あー、メキシコのタコス、大好物なんですよねー。今のうちに食べまくらなきゃ。
■バイオエタノール ニュース■
【トウモロコシ人気で“異変”】
メキシコ料理の代表選手といえばタコス。トルティーヤというクレープ状の皮に、いためたひき肉やレタス・チーズなどを挟んで気軽に食べられるのが売りだ。そのトルティーヤをめぐって、メキシコでは一騒動が起きている。値上がりに抗議するデモが続発しているのだ−。
“主犯”はトルティーヤの原料であるトウモロコシ。米国産の価格急騰がメキシコ産にも波及し、消費者の懐は痛むばかりだ。その一方で主な輸入先である米国の農家は、思わぬ特需にわいている。その要因は、自動車用燃料としての需要が急拡大するとみられているためだ。
米国は世界最大の車社会。「がぶ飲み」という表現がぴたりとあてはまるほど、大量のガソリンを消費する。そのガソリンは中東などから輸入される。だが、中東は地政学的リスクが高い。
そこでブッシュ大統領は、エネルギーの中東依存率を引き下げる政策を進めている。その推進役を担うのがトウモロコシ。トウモロコシに含まれる糖を発酵した後に蒸留することでアルコールの一種、バイオエタノールを作り出すわけだ。原油価格の高騰による影響を最も受けやすいため、石油代替燃料として活用できるバイオエタノールへの注目度は必然的に高くなる。
バイオエタノールはトウモロコシだけでなくサトウキビや小麦といった植物や、稲わら、木材などのセルロース系を原料とする。利用法には(1)バイオエタノールをガソリンに直接混合する(2)バイオエタノールと石油系ガスのイソブデンから、エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル(バイオETBE)を製造し、ガソリンに配合する(3)濃度100%のバイオエタノールを専用車で使用する−の3つがある。
バイオエタノールの利用法は各国の国情や政策によって大きく異なってくる。
例えば米国の場合、ミネソタなど5州で、乗用車用のガソリンに10%分のエタノールを混合する「E10燃料」が義務化されている。主原料はトウモロコシだ。米国と並ぶエタノール生産国のブラジルも、サトウキビから作るエタノールの増産を急ピッチで進めている。2013年には3570万キロリットルまで倍増する計画だ。バイオエタノールの二大大国では、農業対策という色合いが濃い。
欧州連合(EU)の動向をみると、スペインやフランス、ドイツではETBEとして主に利用されている。また、EU域内では乗用車に占めるディーゼルタイプの割合が約半分と高いため、植物油に化学処理を行って軽油に混合するバイオディーゼル燃料も盛んだ。バイオ燃料の採用が遅れている日本では国産バイオエタノール事業の実証実験が相次いでいる。
例えば沖縄県宮古島ではサトウキビからしぼった糖蜜をバイオエタノール化。宮古島で走る車両に供給している。日本もようやくバイオ燃料“元年”の様相を呈しているが、元売り会社で構成される石油連盟が選択したのはバイオETBEだ。
(ZAKZAK - 2007年4月27日)
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